こんにちは!
スタッフ山崎です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか??
MDIのアイスがいかにしてできているのか、もっとみなさんに知っていただく機会となればと思い、不定期でお届けしてまいります!
題して、
「キッチンスタッフ CHITOSEの苦悩」。
↑ドレッドヘアがトレードマークのCHITOSE
第一回は今年のクリスマスセットで新たに登場する「スフガニヤ / SUFGANIYAH」制作の舞台裏です。
そもそもスフガニヤとは、、、
「ユダヤ教で12月初旬のお祭り(ハヌカ祭)で食べられる揚げドーナッツ」のことで、ユダヤ系住民が多く暮らすアメリカでは親しみがある食べ物のようです。
【参考URL】
https://www.bfpj.org/know/recipe/?id=25
MDIのアイスは現在約半分ぐらいのレシピはアメリカでも提供されているフレーバー、もう半分ぐらいが日本オリジナルのものとなっています。
実はまだまだアメリカでは提供されているけど、日本で再現してできていないレシピがあり、徐々に日本でも再現できるものは作っていければと画策しています。。。
さて、今回のアイス「スフガニヤ」も元々アメリカでも提供されているフレーバーで、クリスマスになにか新しいフレーバーを!とアメリカ法人代表のリンダに相談したところ提案してもらったという経緯です。
「レシピあるんだったら、その通り作ればいいじゃん!」と思った方、アイス作りはそんなに甘くはありません。(アイスは甘いですが←余計)
なぜなら、
①単位が違う!
②食べたことがないから正解がわからない
まず①について、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、日本とアメリカでは単位が違うんです、、
例えば、日本では「リットル」が、アメリカでは「ガロン」(=3.785412L)
そしてもっと厄介なのが、「カップ1杯」という表現、、、
アメリカと日本のカップの大きさが違うんです、、、(アメリカは250ml, 日本は200m)
そしてなにより、レシピに「だいたい」が多発=レシピが定まっていない笑
なので、アメリカのレシピはまず単位の変換から始まり、「だいたい」を解明することから始まります。
そして②について、レシピが解読できても、正解がわからない。
だってだれも食べたことがないから。。。。
しかし、これは、ある意味単純で、自分たちがおいしいと思えばそれでよしとしています、、笑
キッチンスタッフCHITOSEはこのような正解のない冒険を毎日のように繰り返しています。
話は戻りますが、とりあえず解読したレシピをもとにスフガニヤを作ってみました。
↑小麦粉や砂糖、バターを混ぜ合わせた生地を油で揚げています。
↑アイスに入れるため形はバラバラですが、めちゃうまい揚げドーナッツの完成
そしてさらに、ここからもう一手間。
冷めたドーナッツをバラバラに砕き、オーブンで焼き上げます。
すると、自家製ドーナッツクランブルの完成です。
↑香ばしい油の香りとサクサク食感がたまりません。
さて、ここからどんなアイスになるのか、、、
乞うご期待を!