かつての教え子を応援したい!りんごの名産地で新規就農した庭山さんの挑戦

かつての教え子を応援したい!りんごの名産地で新規就農した庭山さんの挑戦

「信州アップルソルベ」に使用している、長野県安曇野市「にわやまふぁーむ」さんのりんご(シナノレッド、秋映、名月、ふじ ※季節により使用するりんごの品種は異なります)。長野県安曇野市は昼夜の寒暖差が大きく、日照時間の長いことから甘くて美味しいりんごが育つ、りんごの名産地として古くから知られています。県外から移住し、新規就農者としてりんごの栽培を行う「にわやまふぁーむ」庭山さんを訪ねました。

にわやまふぁーむ

庭山一雪さん33

大阪府出身。昔から農業に興味があり信州大学の農学部に入学。卒業後は全酪連に就職し、全国各地で勤務。その後、スイスにて酪農や果樹栽培をする農家にて1年間農業研修をし、大学時代を過ごした長野県安曇野市で新規就農。2年間の農業研修後、現在は6反の畑で4種類(秋映、シナノスイート、名月、ふじ)を栽培している。年間の収量は約10トンほど。 実は庭山さんは信州大学農学部時代のケルトンの教え子。3年ほど前にたまたま知り合いの紹介でMDIを訪れた際にばったり再会。4月に安曇野に製造拠点を構えたことから、「安曇野のりんごなら庭山くんだ!」ということでりんごを仕入れさせていただく経緯となりました。

にわやまふぁーむ 庭山一雪さんとMDI ケルトンボイヤー

長野県安曇野市三郷地区

北アルプスの山麓に広がる安曇野市は、清流によって形成された扇状地。

降水量が少なく、日照時間の長いこの地域はおいしい果物ができるには好条件の場所です。特に庭山ファームさんがある、ここ安曇野市三郷小倉地区は標高が700m近くあり、市街地よりも100mほど高くなっています。広大なりんご畑がひろがるこの場所は、昼夜の寒暖差が大きく、甘くて美味しいりんごができる土地として昔から知られています。

長野県安曇野市三郷地区

にわやまふぁーむ

畑の大きさは約6反(約6000平方メートル)。現在は4種類(秋映、シナノスイート、ぐんま名月、ふじ)を栽培しています。畑を新しく借りながら栽培面積・品種を年々増やしています。6000平方メートルでもとても広大に感じますが、ここ三郷地区では小規模な方のようで、大きい農家さんではにわやまふぁーむさんの10倍ぐらいの広さもあるそうです。

にわやまふぁーむのりんご畑

にわやまふぁーむのりんご

「もう1人でやってるから大変だよ、、」と1人で全ての畑の管理を行っているという庭山さん。りんご栽培は、冬の剪定、春は花摘み、夏は摘果・草刈り、秋は葉摘み・収穫と一年を通して大忙し。しかし「農作業が好きだし、おいしいりんごを栽培したい」と語る庭山さんは楽しそうに作業に取り組みます。まだまだりんご栽培の基本を勉強中で、「工夫やこだわりをもてるのはそれからです」ととても謙虚ですが、11月取材時にいただいた「ふじ」には蜜がたっぷりで、甘くてとってもジューシーでした!

にわやまふぁーむのりんご「ふじ」

名産地でのりんご栽培

ここ安曇野市三郷地区は長野県内でも古くからりんごの栽培を始めた土地で、現在3~4代目という老舗農家さんも多くいらっしゃいます。そんなりんごの名産地で3年前に県外から移住し、新規就農者としてりんごの栽培を行う庭山さん。「いつも周りの人が助けてくれます。地元の方々の優しさが嬉しいです。」と話す庭山さんですが、実は新規就農希望者も多く、最初は畑探しでも苦労したそう。就農1年目、そうしてやっと見つけた畑では、木が病気にかかり、合計90本の木を伐採せざるを得ないこともあったそうです。そんな中でもさまざまな品種の新しい木を植え、「これから新しい品種の栽培が楽しみ」と前向きに挑戦を続けています。

にわやまふぁーむの庭山さん

これからの想い

「おいしいと言ってもらえることが本当にうれしくて、これからはもっといろんな品種のりんご栽培に挑戦していきたい」と庭山さん。また「アイスクリームを通して多くの人に自分のりんごが届くのがうれしい」とMDIとの繋がりも楽しんでいただいています。MDIでは今後も庭山さんの挑戦を微力ながら応援し続けます!

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